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2020年8月30日

9月1日は防災の日です!

9月1日は防災の日です

猛暑が続き、局所的な地域でゲリラ豪雨に見舞われ浸水被害も出ています。
今日、いつどこでどんな災害が起こるかわかりません。


さて、9月1日は「防災の日」です。
和歌山県歯科衛生士会では、2018年と2019年に県内各地域の駅前にて「防災にお口のケア」の啓発活動を行ってきましたが、2020年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から活動を控えることとしました。


災害が発生すると、場所や被害の大きさに関係なく普段どおりの生活が難しくなります。とりわけ甚大な規模の災害が発生すると長期の避難生活を余儀なくされます。避難生活においては、多くの人々と生活を共にし、プライベートの確保や健康管理も難しくなります。

避難所では、水不足や歯ブラシなどの口腔ケアグッズの不足が生じて、お口の中が不潔になりやすくなります。

大勢の中で生活するため、あまり人と話さない、食べる量が少なくなる、他人が気になり眠れないなど普段どおりにできないことによるストレスの増加、睡眠不足、持病の悪化をきたしやすくなります。そうすると体力の低下や免疫力の低下が起こりやすくなります。また、トイレの回数を減らすため、水分摂取を控え、脱水状態になりやすくなります。
これらはお口に関係ないと思われていますが、大きな関係があります。
①水不足、口腔ケアグッズの不足 ⇒ お口の中に汚れ(細菌)が多くなる
②ストレスの増加・脱水 ⇒ お口が渇きやすくなる
③睡眠不足・持病の悪化 ⇒ 体の抵抗力がなくなる ⇒ 細菌が増殖しやすい
④話をすることが少なくなる(お口を動かさない) ⇒ お口の機能が低下しやすい
⑤入れ歯を紛失・不調、歯の痛み などで食べられない ⇒ 栄養不足
これら①②③④⑤が複雑に絡み合い、飲み込む力の衰えた状態でお口の細菌が肺に流れ込みやすくなり、とりわけ体力のない高齢者では「誤嚥性肺炎」を起こしやすくなります。

今まで起こった阪神淡路大震災(1995.1.17)や東日本大震災(2011.3.11)では「誤嚥性肺炎」による死亡者がたくさんいらっしゃいました。


このような状況に陥らないためにも普段から「防災に備えたお口の管理」「避難袋にお口のケアグッズ準備」が大切になります。

「防災に備えたお口の管理」では、

①定期的なかかりつけ歯科医院への受診で虫歯や歯周病・義歯の調整

②自身のお口のケアの方法の確立

③義歯の管理方法(避難時に忘れないよう、夜みがいた後にお口に装着しておく。もう1つ作って避難袋に入れておく など)が大切です。


「避難袋にお口のケアグッズ準備」では、避難生活に必要なものと一緒に

①歯ブラシ

②液体ハミガキや洗口液

③歯間ブラシ・デンタルフロス

④義歯洗浄剤や義歯ブラシ  を必要に応じて入れておいてください。


また、避難生活をしているときに、お口のトラブルで困ったことがあれば、避難所の管理者や訪れる歯科医師・歯科衛生士にご相談ください。

いつ起こるかわからない災害に備えて、お口の管理とお口のケアグッズの準備をしておきましょう。


一般社団法人和歌山県歯科衛生士会
会    長  山 下  千 穂

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